合唱団について
プロフィール
神戸フロイデ合唱団は、70余年の歴史を誇るアマチュア混声合唱団です。活動の中心は阪神間であり、神戸市在住・在勤者のみならず、阪神間、播磨、西播、北播、淡路、大阪府の各市からも幅広いメンバーが参加しています。現在、約80名の団員を擁し、県下でも最大級の合唱団として活発に活動を展開しています。
団長からのご挨拶
27年前、神戸に引っ越して初めての日曜の朝、晴れ渡った青空の彼方から聴こえて来たのは、朝の礼拝を告げる教会の鐘の音でした。霧雨に包まれた初冬の午後、沖を行き交う貨物船の霧笛に驚き、買物袋ごと落としてしまった紅玉を追いかけ、傘を捨て坂を駆け降りました。お気に入りのカフェを見つけた日、珈琲カップの重なり合う音に寄り添うように聴こえて来たのは、フォーレ作曲レクイエムの「Libera me」でした。
こんな団員たちの「日常の音の記憶」を織り成すように、神戸フロイデは70年以上の間、この街でベートーベンの第九をはじめ様々な合唱の名曲をオーケストラと共に演奏して参りました。毎週火曜日の夕方、JR六甲道駅すぐにある、灘区文化センターの練習場に集まって。
練習に集まるだけでなく、終われば好きなお酒を飲みながら曲の解釈を語り合い、休日に街で出会えば、カフェで音楽論や合唱、声楽談議に花が咲く。皆で基礎体力を養おうと週末に六甲山にハイキングに行く仲間もあれば、研修旅行と称して珍しい演奏を求め一緒に旅をする人も。音楽と新しい友人に無限の拡がりを求めて集まれる場所が、この神戸フロイデ合唱団です。
皆さんも、次の火曜日の夕方はJR六甲道駅で降りて、練習場をちょっと覘いてみせんか?
【神戸フロイデはこんな合唱団でもあります】
1)初めて合唱をする人も、30年以上歌い続けるセミプロ級の人も、共に歌える合唱団です。
2)指揮者、ソリスト、オーケストラ、歌唱指導、練習のピアノ伴奏
どれも関西を代表するプロフェッショナルの先生方にお願いしています。
3)入団オーディションはしません。「皆と一緒に歌いたい」という強い動機と
「上手く歌える様に成長したい」という気概を最も大事にする合唱団です。
(大半は社会人になってから当団を通じてクラシックの合唱に出会い成長した人達です。)
あなたも、神戸フロイデを通して、素晴らしい合唱の世界を旅しましょう。
団長 河瀬 耕
指導者
田中 由也 合唱指導

兵庫県西脇市出身。大阪音楽大学卒業。同大学院修了。
本格的なオペラデビューは故朝比奈隆指揮の「ドン・カルロ」のロドリーゴの大抜擢である。以後数多くのオペラの主役を演唱している。ミュージカルの分野にも進出し,特に「レ・ミゼラブル」(コンサート形式全国巡業中)のジャン・ヴァルジャンやジャベールで活躍中。コンサートの分野でも,ベートーヴェンの「第九」「荘厳ミサ」モーツァルトの「レクイエム」「戴冠ミサ」フォーレの「レクイエム」ハイドンの「テレジアミサ」ブルックナーの「ミサ第三番」ヴェルディの「レクイエム」バッハの「ロ短調ミサ」等の数多くのソリストを務めている。合唱指導の世界でも精力的に活動しており,混声合唱団カメリア。女声合唱団西山ハニーコール。天王寺区民合唱団、神戸フロイデ合唱団の指導。大阪フロイデ合唱団のヴォイストレーナーを務めている。また、NHK全国学校音楽コンクール審査員、国際声楽コンクール東京審査副委員長、長江杯・万里の長城杯国際コンクール審査副委員長をはじめ、各種コンクールの審査員を務めている。平成元年度文化庁国内研修生。関西を代表するバリトン歌手の一人である。現在,大阪音楽大学教授。関西歌劇団副理事長。
真壁 泰江 練習ピアノ

大阪音楽大学付属音楽高等学校、大阪音楽大学を経て、大阪音楽大学大学院修了。 同大学助手を務めた後、フリーランスに。
1984年 “真壁泰江室内楽の夕べ” でデビュー。ソロでのリサイタルの他、1998年、99年と2年連続で、ザ・カレッジ・オペラハウス室内楽シリーズ「宗倫匡と仲間たち1、2」に出演する等、室内楽や伴奏の分野でも、幅広い活動を続ける。
1989年、フランス音楽コンクールでフランス総領事賞を受賞。1992年、 国際交流基金 の助成を受け、 ピアノ・カルテットの一員としてパラグアイ演奏旅行。
ピアノを、故武田邦夫、小西和子、梅本俊和、松浦豊明、迫昭嘉の各氏に師事。室内楽を宗倫匡氏に師事。関西室内楽協会会員。
主な受賞歴、記事掲載
- 2021年5月13日 第75回 神戸新聞文化賞
- 2013年10月5日 第37回 井植文化賞(文化芸術部門)
- 2011年11月29日 兵庫県「ともしびの賞」
- 2005年 神戸市文化活動功労賞